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神経学検査

嗅神経:一側性の嗅覚の消失は前頭葉下部髄膜の腫瘍が疑われる

視神経:外方=100° 内方=60° 上方=60° 下方=75°
左全盲=左の視神経の障害(左目が見えない)
両耳性半盲=視神経交叉の障害(両目の中央が見えて外側が見えない)
左鼻側半盲=視交叉が左側から障害(左目の中央が見えない)
左同名半盲=左の視索が障害(左目の中央、右目の外側が見えない)

動眼神経 滑車神経 外転神経
直接瞳孔反射:光を入れた瞳孔が収縮する
関節瞳孔反射:体側の瞳孔が収縮する
瞳孔反射の求心路:視神経
瞳孔反射の遠心路:動眼神経


三叉神経
三叉神経の角膜を刺激する検査:角膜反射
角膜反射の求心路:三叉神経
角膜反射の遠心路:顔面神経

顔面神経
左の上位運動ニューロン障害:顔の右下(1/4)に顔面神経の随意運動麻痺。下位運動ニューロン障害はない
右の下位運動ニューロン障害:顔の右半分(1/2)に顔面神経の随意運動麻痺。上位運動ニューロン障害はない。

内耳神経
偏倚:Weber Testで片側の耳だけ音が大きく聞こえること
・伝音性難聴:偏倚側
外耳菅の閉塞、中耳の障害。内耳より末梢側の障害

・感音性難聴:非偏倚側
内耳より中枢(神経系)の障害

温度試験(Caloric Test)
30°の冷水を耳に注入。同側に眼振
44°の温水を耳に注入。反対側に眼振

舌咽神経 迷走神経
・軟口蓋、口蓋垂が右に偏倚している原因は?左の迷走神経が障害されている
・催吐反射 求心路:舌咽神経 遠心路:迷走神経
・舌咽神経:舌後1/3の味覚・知覚を支配している神経
・三叉神経(下顎神経):舌前2/3の知覚を支配している神経
・顔面の味:舌前2/3の味覚を支配している神経


副神経

舌下神経
舌下神経:舌の動きを司る神経
オトガイ舌筋:舌を動かす筋肉

右の上位運動ニューロンが障害:左に舌が偏倚
右の下位運動ニューロンが障害:右に舌が偏倚

マイオトーム(筋節)
上肢
C1,C2:頭部屈曲
C3:頭部側屈
C4:肩を挙上
C5:肩関節外転
C6:肘関節屈曲、手関節背屈
C7:肘関節伸展、手関節掌屈
C8:中手指節関節
Th1:手内在筋

下肢
L2:股関節屈曲
L3:膝関節伸展
L4:足関節背屈
L5:母趾伸展
S1:足関節底屈
S2:膝関節屈曲

感覚検査のポイント
①Ptの知能、意識、精神状態に注意
②Ptの協力を得るためには、検査内容と答え方をしっかり説明
③Ptに暗示をかけたり、誘導しちゃいけない
④刺激を感じたらすぐに答えてもらう

表在感覚
前脊髄視床路:触覚
外側脊髄視床路:温痛覚

深部感覚CTLS
脊髄後索を通る3つ上行
①位置覚
②振動覚
③局在性の触覚

錐体路:運動系の下行路

脊髄視床路を通る感覚(上行)
①触覚
②温痛覚

関節位置覚のポイント:指を横からつまむ。

振動覚の注意点:50代の下肢は器質的疾患がなくても振動がわからなくなる。

上位運動ニューロンと下位運動ニューロン障害における特徴5つ
         上位運動ニューロン 下位運動ニューロン
筋緊張
亢進+痙攣
弛緩
筋伸張反射
亢進
減弱+消失
筋萎縮
なし
あり
病的反射    
出現
消失(正常)
クローヌス(間代)
あり
なし
ベースライン
上肢
C5:肘の外側
C6:母子球
C7:中指
C8:小指球
Th1:肘の内側

下肢
L4:親指側
L5:足の甲、裏
S1:小指側

筋伸張反射の評価
0:無反応
+1:反応弱化
+2:正常
+3:やや亢進
+4:亢進(一過性の間代)
+5:著名な亢進(連続した間代)

筋伸張反射の支配神経
C5:上腕二頭筋
C6:腕橈骨筋
C7:上腕三頭筋
L3,4膝蓋腱
S1:アキレス腱

・クローヌス(間代):筋が連続してガクガクすること。反射が著しく亢進している。
・イエンドラシック法:筋伸張反射のテクニック。評価は+2(正常)から一個下げて+1

筋伸張反射異常の意義。
①正常者でも腱反射が亢進、欠如することがる→左右を比較
②著名な亢進があっても病的反射とは限らない→ノイローゼ、精神緊張など。左右対称である事確認。
③両側に病的反射あり
経路:錐体路、両側性の障害
原因部位:脳幹、脊髄

錐体路障害:皮膚表在反射が消失する(亢進しない)

腹壁反射+挙睾筋反射
T5,6
T6-9
T9-11
T11-L1
L1,2
おへそはT10
腹壁反射の減弱、消失は錐体路障害

病的反射:正常では認められない反射のこと
バビンスキー兆候:バビンスキー反射で陽性(エラー)がでること。具体的には母趾が背屈する(エラー)それか母趾、その他の指が屈曲。通常は1-2歳の間に消失(小児は母趾背屈もOk)
錐体路障害

バビンスキー、オッペンハイム、ゴードン、シェファー、ゴンダ、チャドック

手指屈曲反射2つ
①ホフマン反射②トレムナー反射

吸引反射:口を軽く開けて上唇→口角へハンマーの柄で刺激→口を尖らせる
口尖らせ反射:上唇の中央をトントン
把握反射:あっちむいてほい、ハンマーで手の平を指二本でこすると握りたくなる
手掌頤反射:手掌の母子球をハンマーの柄でこすると、同側の下顎の筋が収縮

ワルテンベルグ徴候:指相撲+引っ張る→母指が著しく内転+屈曲
原因:上位運動ニューロン障害

クヴォスティック兆候:顔面神経管(顎関節の下、眼瞼裂から下りて頰骨の飛び出ているとこの下)を外耳孔の前方で軽く叩く検査

テタニー:クヴォスティック徴候の検査で顔面の筋が収縮すること(低カルシウム血症)

小脳検査
協調運動:小脳の機能
運動失調:小脳の機能(協調運動)が障害された時の呼び方

小脳の運動失調の6つの要素。振戦な協運は時間的に反測だよ
①振戦:屈曲動作でふるえる
②協働収縮不能:屈曲動作で協働筋が働かない
③運動分解:1つの動作ですむのに2つ以上の運動になる
④時間測定障害:歩行中に止まりたいのに止まれない
⑤反復拮抗運動不能:一定のリズムで手拍子できない
⑥測定異常:物を取れない。空間認識ができない

①ロンバーグ検査
②③つぎ足歩行
⑤⑥指鼻指検査
踵膝検査
②③④⑤回内、回外検査
スチュワートホームズ反跳現象

症候概論

症状病気一覧

悪性腫瘍の兆候
•持続性夜間痛
•身体のあらゆる部位に起こる疼痛
•予測しない体重減少(7kg within 2weeks)
•食欲減退
•心当たりない腫れ物あるいは新生物
•理由のない披露

循環器系疾患
•動悸/息切れ
•めまい(浮遊感)
•胸部痛あるいは胸が重苦しい
•身体のあらゆる部位に感じる拍動痛
•下肢あるいは上肢の持続した強い疼痛
•足の変色あるいは疼痛
•浮腫(外傷歴がない)

消化器/泌尿器/生殖器系疾患
•頻繁なあるいは強い腹痛
•頻繁に起こる胸焼けあるいは消化不良
•頻繁に起こる吐き気あるいは嘔吐
•膀胱機能の変化あるいは障害 例ー尿道炎
•通常ではない生理不順

神経系疾患
•聴覚変化
•頻繁に起こるあるいは強い頭痛(外傷歴のない)
•嚥下障害あるいは発声障害
•視覚変化
•平衡感覚あるいは協調運動障害
•失神
•突然力が入らない

その他
•発熱
•最近起こった強い情緒障害
•関節の腫脹あるいは発赤(外傷歴のない)
•妊娠


循環器疾患
•急性心筋梗塞acute myocardial infarction
患者の外観:中年以上の男性で、肥り君気味の人が多い。激しい胸痛のため体を絶えず動かしている場合が多い。時には両手で胸部をかきむしるような動作をする。顔面鉛色蒼白となる。

意識状態:激しい持続性の胸痛のため不安感、焦燥感にかられ、顔面は蒼白となる。意識は大体正常である

脈拍:頻脈で微弱か、または徐脈となり、ショック状態に陥ると時には全く脈拍が触れなくなることがある。

体温:一過性発熱38-39°になることが多い。

皮膚と四肢:皮膚全体にぐっしょりと汗をかき、冷たい。四肢には胸痛の放散痛があり、しばしば左肩、左手(ときには右側)に放散する。

血圧:多くの場合、収縮期は低くなり、ショック状態では80mmHg以下となる。

呼吸:速く浅い

尿量:乏尿となる。


•高血圧性脳症hypertensive encephalopathy
患者の外観:男性、女性の差はないが、中年に多く顔面が紅潮し、上気しているように見える。

意識の状態:血圧の急激な上昇のため、一過性の精神錯乱、昏迷、昏睡などの意識障害や、片麻痺、失語症、感覚障害や半盲のみられることがある。

脈拍:頻脈で、脈の立ち上がりが速く大脈である。

体温:正常か、あるいは少し高い。

皮膚と四肢:正常であるが、ときに四肢のシビレ感を訴えることが多い。

血圧:本来、高血圧がある患者で、腎機能障害、眼底所見のあるものにもみられるが、本態性高血圧や、褐色細胞腫、クッシング症候群などでもみられ、収縮期上昇(200mmHg以上)と拡張期圧上昇(110mmHg以上)を伴う。

呼吸:著名な変化はない

尿量、排便:乏尿となり、便秘気味である。


•急性肺水腫acute pulmonary edema 

患者の外観:男性、女性ともに基礎疾患として高血圧や心弁膜症があるため、慢性疾患による全身の疲労やるいそうがみられる。

意識の状態:正常であるが、胸内圧迫感があるため苦悶の表情を示す。

脈拍:微弱で速い。これは心拍出量の低下による減少である。

体温:正常か、もしくは低い。

皮膚と四肢:やや蒼白であり、全身に冷汗をかく。四肢の表面に(慢性両室性心不全の場合では)浮腫が認められ、チアノーゼや表在性静脈の怒張や頚静脈の怒張もみられることがある。

血圧:収縮期血圧が低くなり、また脈圧も少ない(20mmHg)

呼吸: 混合型呼吸困難(吸気時にも呼気時にも喘鳴が聞かれる)

尿量、排便:乏尿となり、便秘気味である。


•慢性うっ血性心不全chronic congestive heart failure 
患者の外観:慢性経過を巡るため全身はるいそうし、一見して胸郭の前後径が伸びている事がわかる。胸壁には心臓の拍動に一致して拍動が全体に伝わる状態が観察される。

意識の状態:正常であるが、顔の表情には元気がない(僧帽弁狭窄患者でが両頬にmitral hueがみられる)(頬紅をつけたように見うけられる)

脈拍:弱く、速い、また心房細動を伴うことが多く、脈の欠損(心拍数と脈拍数に差がある)がみられる。

体温:正常

皮膚と四肢:両下肢の浮腫やチアノーゼ、表在性静脈の怒張や著明な頸動脈拍動がみられ、皮膚は湿っており冷たい

血圧:収縮期圧、拡張期圧がともに低い。

呼吸:浅く、速い。時にチェーン•ストークス型(CHEYNE-STOKES)となる。

尿量、排便:乏尿である。排便は正常。


•大動脈弁閉鎖不全aortic regurgitation
患者の外観:比較的長身の人に多く、一般状態はよい。(Marfan症候群に合併する場合は、クモ状指や、手首の関節の弛緩などがみられる。)

意識の状態:正常である。

脈拍:脈拍は大きく立ち上がりが速い。いわゆる大脈であり、仰臥位(または座位でも)著明な頸動脈拍動がみられる

体温:正常

皮膚と四肢:皮膚には著変はみられないが、四肢の爪下における毛細管拍動がみられる。浮腫はない。

血圧:収縮期は高く、拡張期圧は低くなり、脈圧は大となる(Hillのサインがみられる。)

呼吸:正常

尿量:心不全を起こさなければ正常である。


•心室中隔欠損ventricular septal defect
患者の外観:小児では発育が悪いことが多く、身長•体重ともに平均以下である。成人にみられるものでは約40%に胸郭の変形(鳩胸や脊椎側弯症など)がみられる。

意識の状態:正常であり、知能指数も正常の場合が多い。

脈拍:正常であるが、やや小脈となる(これは心拍出量の減少のためである)。

体温:正常

皮膚と四肢:四肢や手に奇形や異常のみられることがある(一側の母指が小さくなるventriculoradial sysplasiaや、手掌における掌紋の異常が約60%にみられる)

血圧:正常よりやや低目である(肺循環量が増大するため)

呼吸:安静時には変化はないが、運動時に呼吸困難となることが多い。

尿量:正常


•ファロー四徴tetralogy of FALLOT

患者の外観:発育が悪い。歩行するとすぐにしゃがみ込む。一見下肢が上肢よりも細い。

意識の状態:多くは正常であるが、運動により失神発作(無酸素発作)を起こすことがある。

脈拍:小児期には著変がないが、上下肢に差のみられることがある。頚静脈a波の拍動が著明となる。

体温:四肢の表面皮膚温はやや冷たい。 

皮膚と四肢:一見としてチアノーゼが著明で、ばち状指がみられるのが典型的であるが、運動時にのみチアノーゼの出現するものもある。

血圧:成人になると高血圧がみられる(多血症)

呼吸:食事をとったり、運動時や泣いた際には呼吸困難となる。そのため患者はうずくまりの姿勢を(squatting)とり、低酸素状態を自分で改善させている。

尿量:正常



•末梢循環障害peripheral circuratory disturbance
患者の外観:動脈硬化性変化によって起こる末梢循環障害では一見正常であるが、歩行時に下肢の疼痛を訴え、立ち止まる(間欠性跛行)。冬期に症状が悪化する。

意識の状態:正常

脈拍:下肢にとくに変化がみられ、足背動脈、前頸骨動脈、後頸骨動脈の拍動を触れなくなることがある。多くは一側性である。基礎疾患として高血圧や糖尿病と合併することがある(10-30%)

体温:正常

皮膚と四肢:病側の皮膚は毛細管の微小循環が悪いため、色は蒼黒となり、皮膚は慢性湿疹様となり、局所は冷たい。

血圧:高血圧患者で15年以上のものの10%に異常がみられるため、持続性高血圧である。なお婦人にみられる血管運動神経の異常による「レイノー現象」では正常である。

呼吸:正常

尿量:頻尿、多尿となることが多い。


呼吸器疾患
•普通感昌common cold
患者の外観:一般に正常、幼児では不機嫌である。

意識の状態:正常。

脈拍:一般に正常。ときに軽度の頻脈である。

体温:多くは微熱である。幼児では38℃以上のこともある。

皮膚と四肢:やや暖かく、解熱剤で発汗を伴うことが多い。

血圧:多くは正常。

呼吸:一般に正常。やや頻呼吸と咳こみがある。

尿量、排便:


•インフルエンザinfluenza
患者の外観:棒でうちのめされたように突然の重病感。

意識の状態:多くは正常。

脈拍:初期には比較的徐脈(発熱に比較して)その後頻脈。

体温:突然の高熱(悪寒、戦りつを伴い39-40℃に及ぶ)。多くは数日で階段的に解熱。

皮膚と四肢:暖かく悪寒の後には強い発汗を伴うことが多い。筋痛、関節痛がある。

血圧:多くは正常か、やや上昇。重症では急に下降(ショック症状)。

呼吸:一般に頻呼吸、ときに多呼吸や過呼吸。重症では浅促呼吸(ショック状)。

尿量、排便:

•大葉性肺炎lobar pneumonia
患者の外観:突然の重症感を伴うことが多い。

意識の状態:多くは正常。ただし重症時は老人などで混濁することもある。

脈拍:頻脈。時に不整脈。

体温:突然の高熱(悪寒戦りつを伴う)1週貯留し分利。

皮膚と四肢:発病時にはふるえを伴う。皮膚は温かく強い発汗を伴う。脱水傾向がくるとかえって乾燥。

血圧:多くは正常か、やや上昇。重症では下降することもある。

呼吸:一般に頻呼吸。ときに浅促呼吸で努力性呼吸。

尿量、排便:

•気管支肺炎bronchopneumonia
患者の外観:余りおかされないことが多い。

意識の状態:正常。重症ではときに混濁。

脈拍:頻脈

体温:不定の発熱。弛張熱が多い。

皮膚と四肢:温かく発汗を伴う。経過が長いと乾燥。

血圧:多くは正常。

呼吸:一般に正常ないし頻呼吸。

尿量、排便:


•肺結核症pulmonary tuberculosis
患者の外観:一般に正常。重症ではやせて倦怠状。

意識の状態:正常。ただし重症では混濁することがある。

脈拍:軽度頻脈。

体温:正常ないし微熱。ときに中度等以上の熱。

皮膚と四肢:正常あるいはやや温かい。盗汗(ねあせ)がある。

血圧:一般に正常。あるいは低下傾向。

呼吸:一般に正常。重症では頻呼吸や浅促呼吸。

尿量、排便:


•気管支喘息(発作)bronchial asthma
患者の外観:やや苦悶状。ときにチアノーゼを伴う。

意識の状態:多くは正常。発作蓄積状態ではときに混濁。

脈拍:頻脈傾向(発作の程度と持続によって異なる)

体温:一般に平熱、ときに軽度上昇。

皮膚と四肢:当初軽度の発汗mその後乾燥傾向。

血圧:多くは正常かやや上昇。発作蓄積状態では下降あるいは上昇(CO2蓄積による)

呼吸:喘鳴を伴う多呼吸で呼気延長著明。努力性呼吸。軽症ではむしろ過剰換気、発作蓄積状態では低換気となる。

尿量、排便:


•肺気腫pulmonary emphysema
患者の外観:洋樽胸がある。歩行時に息切れがある。

意識の状態:正常。急性増悪時は傾眠ないし混濁。

脈拍:正常ないし頻脈。

体温:一般に正常。

皮膚と四肢:一般に正常。ときに乾燥傾向。チアノーゼ、バチ状指をみることがある。

血圧:一般に正常。急性増悪では上昇(CO2蓄積)。

呼吸:呼気延長、ときに喘鳴を伴う。一般に呼吸数は増加。急性増悪では低換気となる。

尿量、排便:



•肺線維症pulmonary fibrosis
患者の外観:一般に正常。歩行時の息切れ。

意識の状態:正常

脈拍:正常ないし頻脈。

体温:一般に正常。

皮膚と四肢:一般に正常。チアノーゼ、バチ状指をみることがある。

血圧:一般に正常。

呼吸:頻呼吸ないし多呼吸。一般には低酸素血で過剰換気

尿量、排便:



•胸膜炎pleurisy
患者の外観:一般に正常。ときに胸痛を伴い軽い苦悶状を示す(患側胸郭膨郭運動減弱)。

意識の状態:正常。

脈拍:頻脈。重症では小脈や不整脈。

体温:微熱ないし中等度の熱。

皮膚と四肢:温かく発汗を伴う。

血圧:一般に正常。

呼吸:一般に頻呼吸。ときに浅促呼吸。胸痛で不整脈ともなる。

尿量、排便:


•自然気胸spontaneous pneumothorax
患者の外観:ときに突然の胸痛あるいは呼吸困難のための苦悶。患側の胸郭膨大、呼吸運動減弱。

意識の状態:正常。

脈拍:頻脈。ときに頻少となる。

体温:一般に正常。

皮膚と四肢:一般に正常。

血圧:一般に正常。ときに低下(ショック状)

呼吸:一般に頻呼吸、ときに過呼吸。緊張性気胸や両側気胸では浅促呼吸となる。

尿量、排便:



神経疾患
•脳血栓cerebral thrombosis
患者の外観:

意識の状態:徐々に傾眠または反昏睡。

脳病巣症状:片麻痺、言語障害が主体。

頭蓋内圧亢進症状:特にない

髄膜刺激症状:特にない

脈拍:一般に正常、ときに頻脈。

体温:正常

皮膚と四肢:

血圧:上昇または正常。

呼吸:正常

尿量、排便:


•脳塞栓cerebral embolism
患者の外観:

意識の状態:突然反昏睡または昏睡。

病巣症状:片麻痺またはけいれん。

頭蓋内圧亢進症状:特にない
髄膜刺激症状:特にない。


脈拍:不整脈のことが多い。

体温:正常

皮膚と四肢:

血圧:正常または上昇

呼吸:正常

尿量、排便:


•脳出血cerebral hemorrhage
患者の外観:

意識の状態:突然反昏睡または昏睡
脳病巣症状
①内包:片麻痺
②橋:四肢麻痺
頭蓋内圧亢進症状:項部硬直、眼底出血の起こることがある。
髄膜刺激症状:項部硬直、眼底出血の起こることがある。
その他:項部硬直、眼底出血の起こることがある。

脈拍:緊張、充実。緩徐のことが多く、発熱に従って頻脈

体温:発作後暫くしてから上昇する。橋出血では特に高い(39℃以上)

皮膚と四肢:

血圧:上昇、特に橋出血では極端な高血圧。

呼吸:病巣部位により各種の異常呼吸がみられる。
①中脳以上ではチェーン•ストークスス呼吸。
②橋(上部)では過換気。
③延髄では失調性呼吸。

尿量、排便:



•くも膜下出血subarachnoid hemorrhage
患者の外観:

意識の状態:昏睡、譫妄(せんもう)または半昏睡
脳病巣症状:一般にない。

頭蓋内圧亢進症状:頭痛で発病、項部硬直(++)眼底に硝子体下出血がみられる。
髄膜刺激症状:頭痛で発病、項部硬直(++)眼底に硝子体下出血がみられる。
その他:頭痛で発病、項部硬直(++)眼底に硝子体下出血がみられる。

脈拍:一定した変化はない

体温:暫くしてから上昇。

皮膚と四肢:

血圧:正常または上昇。

呼吸:多くは正常。

尿量、排便:



•髄膜炎meningitis
患者の外観:

意識の状態:傾眠、昏迷、譫妄、半昏睡。

脳病巣症状:一般にない。ときに脳神経症状、片麻痺がある。

頭蓋内圧亢進症状:項部硬直
髄膜刺激症状:項部硬直


脈拍:熱に応じた頻脈

体温:急性では高熱、亜急性では微熱か中等度の発熱。

皮膚と四肢:

血圧:多くは正常

呼吸:多くは正常、熱に応じてはやい

尿量、排便:



•日本脳炎Japanese encephalitis
患者の外観:

意識の状態:昏迷、譫妄または昏睡。
脳病巣症状:片麻痺、不随運動。

頭蓋内圧亢進症状:精神症状、項部硬着
髄膜刺激症状:精神症状、項部硬着
その他:精神症状、項部硬着

脈拍:頻脈

体温:初期高熱(39-40℃)

皮膚と四肢:

血圧:多くは正常。

呼吸:熱に応じて速い。

尿量、排便:

その他:蚊のいる夏期に限られる。


•脳膿瘍brain abscess
患者の外観:

意識の状態:傾眠または半昏睡
脳病巣症状:ときに片麻痺、けいれんがある。
頭蓋内圧亢進症状:頭痛、うっ血乳頭
髄膜刺激症状:頭痛、うっ血乳頭

脈拍:徐脈または頻脈

体温:多くは高熱を示す。

皮膚と四肢:

血圧:多くは正常。

呼吸:多くは正常。

その他:耳、鼻あるいは肺の化膿性感染症より続発。

尿量、排便:


•脳腫瘍brain tumor
患者の外観:

意識の状態:傾眠または半昏睡

脳病巣症状:片麻痺、言語障害
頭蓋内圧亢進症状:頭痛、うっ血乳頭
髄膜刺激症状:頭痛、うっ血乳頭

脈拍:徐脈または正常。

体温:正常。

皮膚と四肢:

血圧:正常。

呼吸:正常。

尿量、排便:

その他:肺その他の癌に注意。


•慢性硬膜下腫瘍chronic subdural hematoma
患者の外観:

意識の状態:傾眠、昏迷、半昏眠
脳病巣症状:ときに片麻痺
頭蓋内圧亢進症状:精神症状、頭痛、うっ血乳頭
髄膜刺激症状:精神症状、頭痛、うっ血乳頭

脈拍:正常

体温:正常

皮膚と四肢:

血圧:正常

呼吸:正常

尿量、排便:

その他:頭部外傷の既往。



•てんかん大発作grand mal seizures 
患者の外観:

意識の状態:発作中の意識障害
脳病巣症状:①強直性けいれん ②間代性けいれん
頭蓋内圧亢進症状:①強直性けいれん ②間代性けいれん
髄膜刺激症状:①強直性けいれん ②間代性けいれん

脈拍:正常または頻脈

体温:正常

皮膚と四肢:

血圧:発作中は上昇。

呼吸:
①無呼吸=顔面チアノーゼ
②やや過換気
尿量、排便:


消化器疾患
•急性胃炎acute gastritis
患者の外観:胃痛•嘔気•胃部膨満感のために苦悶状、または無欲状。

意識の状態:多くは正常、ときには譫語を伴い混濁

脈拍:正常または頻脈

体温:正常か軽度に上昇

皮膚と四肢:正常かやや温かい。しかし下痢をして冷たく、乾燥していることもある。

血圧:多くは正常、ときに軽く低下。

呼吸:正常または軽い頻呼吸。

尿量、排便:


•胃潰瘍(大量出血•穿孔を含む)gastric ulcer
患者の外観:一般に正常、疼痛が激しい場合に苦悶状、穿孔あるいは出血後はショック状となり、顔面蒼白。

意識の状態:一般に正常、大量出血では軽度混濁することがある。

脈拍:一般に正常、とくに大量出血では頻脈で触れにくくなる。

体温:正常、しかし穿孔あるいは出血直後は下降する。

皮膚と四肢:一般に正常、疼痛、嘔吐が長引けば皮膚の乾燥がある。大量出血では四肢は冷却、蒼白となる。

血圧:一般に正常かやや低下。大量出血あるいは穿孔では急激に下降する(ショック状態)。

呼吸:一般に正常。疼痛が強いと頻呼吸となる。または大量出血後では浅促呼吸

尿量、排便:


•急性腸炎acute enteritis
患者の外観:多くは脱力感であり、やや無欲状、嘔吐、腹痛が激しければ苦悶状

意識の状態:一般に正常、しかし高熱を伴い軽度の混濁をすることもある。

脈拍:正常または頻脈、血便が続くとともに頻小となる。

体温:軽度の発熱から高熱(39℃以上)をきたすなど病原菌の種類と患者の抵抗力また病期によって異なる

皮膚と四肢:発熱があれば温かいが、大量下血では冷却することがある。また下痢が続くと乾燥

血圧:正常または下降、とくに血便が続くとショック状で急に下降することがある。

呼吸:一般に正常、または頻呼吸、とくに高熱時には頻呼吸となる。

尿量、排便:

•腸チフスtyphoid fever
患者の外観:初期は軽度無欲状、頭痛や四肢痛のために軽度苦悶状のこともある。極期には高度の無欲状から嗜眠となる。

意識の状態:初期には正常。極期には嗜眠状から昏睡状となる。また回復期にはコルサコフ症候群や仰うつ状となることもある。

脈拍:初期に発熱にかかわらず緩徐(比較的徐脈)。極期ではやや頻脈となり、とくに120以上の時は腸出血、穿孔性腹膜炎の合併を疑う。不整脈となることもある。

体温:初期は階段状に上昇、極期では高熱(39-40℃)が稽留(けいりゅう)。その後不定な弛張熱となり、漸次解熱におもむく。典型例では、前経過約4週間である。

皮膚と四肢:初期は発熱のため温かいが、乾燥し発汗がない。特有のバラ疹は、第9日目に現れる。腸出血が続けば四肢は冷却する。また極期で舌の汚い苔を伴い皮膚は乾燥しているが、舌が湿潤になると良い徴候で、皮膚も湿潤をとりもどしはじめる。

血圧:一般に低下傾向であるが、とくに腸出血あるいは穿孔性腹膜炎を併発すると急激に下降する。

呼吸:頻呼吸が多い。とくに気管支炎や肺炎を合併すると呼吸困難を伴い著しい頻呼吸となる。

尿量、排便:


•急性食中毒(サルモネラ食中毒)acute food poisoning
患者の外観:嘔気•腹痛•下痢のため苦悶状

意識の状態:多くは正常、しかし重症では混濁し譫語

脈拍:頻脈、重症では頻少となる

体温:軽度の上昇、重症では高熱

皮膚と四肢:下痢が続くと乾燥する。重症ではショック状となり四肢冷却する。全身のけいれんを伴うこともある。

血圧:下降するが、とくに重症では著しい。

呼吸:頻呼吸となることが多い。

尿量、排便:


•コレラcholera
患者の外観:重症では無欲状、頻回の下痢が続くとコレラ顔貌

意識の状態:正常、時には興奮状

脈拍:頻脈、重症ではほとんど発症後数時間で脈を触れなくなることがある。

体温:腋窩体温は下降(32℃にもなる)、直腸内では高温(39℃にも達していることあり)

皮膚と四肢:皮膚は急速に乾燥し、しわがより萎縮する。四肢の冷却も強い。”洗濯婦の手”

血圧:下降する

呼吸:頻呼吸

尿量、排便:


•急性虫垂炎acute appendicitis
患者の外観:しばしば腹痛のため苦悶状

意識の状態:一般に正常

脈拍:正常または軽度の頻脈、腹膜炎を併発すればとくに頻小脈となる

体温:不定であり、平熱、微熱、中等度熱、高熱などである。一般には高熱のものは重症である

皮膚と四肢:発熱があれば温かい

血圧:一般には正常

呼吸:正常かやや頻呼吸

尿量、排便:


•急性腹膜炎acute peritonitis
患者の外観:苦悶状または無欲状、重症ではヒポクラテス顔貌

意識の状態:正常、重症では混濁

脈拍:頻少、軟弱となり、不整脈となることあり、とくにショック状態では著しい

体温:多少の発熱があるが、重症でも平熱または下降するものもある

皮膚と四肢:乾燥し、冷却する。冷汗を伴っていることが多い

血圧:下降する。とくにショックでは著しい

呼吸:頻呼吸となる。ショック状態では頻浅となる

尿量、排便:


•急性肝炎acute hepatitis 
患者の外観:ときに無欲状あるいは苦悶状。激症肝炎ではとくに数日のうちに急激に変化する。

意識の状態:軽症では正常。重症あるいは激症肝炎では混濁、昏睡などを伴う。

脈拍:一般に発熱があれば頻脈となるが、黄疸が出現してくれると比較的徐脈となることもある。
体温:中等殿発熱が多い。黄疸が出現してしまうと解熱傾向となる

皮膚と四肢:発症後3-10後に黄疸。また激症肝炎では2-3日で黄疸が現れ、皮下出血をみとめる。重篤となると手指の振戦を伴う

血圧:重症では下降する

呼吸:頻呼吸となることが多い

尿量、排便:


•急性膵炎•急性膵臓壊死acute pancreatitis, acute necrotizing pancreatitis
患者の外観:疼痛が激しければ苦悶状

意識の状態:重症では時に混濁する

脈拍:頻脈となることが多い

体温:正常あるいは時に下降するが、その後上昇する

皮膚と四肢:とくに変化はないが、重症では冷却、冷汗を発する。

血圧:重症あるいは膵臓壊死では急激に下降することが多い

呼吸:頻呼吸となる。重症では浅促呼吸

尿量、排便:


腎臓疾患
•急性腎不全acute renal failure
患者の外観:
経過により①乏尿期(平均10日)では尿毒症の症状が発現する。悪心、嘔吐、食欲不振、無力状態となる。

意識の状態:頭痛、けいれん、精神症状が現れ、乏尿が続くと意識が混濁する。

脈拍:頻脈となり、脈拍は弱いが、時には不整脈となる。心膜炎を起こすことがある。

体温:原因によって変わるが多くの場合は正常。

皮膚と四肢:急速な乏尿の出現のため浮腫状となり、皮膚の色は蒼白となる。

血圧:血圧は上昇するが、時に下降することもある(心不全は浮腫の症状から呼吸困難へと移行する)拡張期圧がとくに高くなる

呼吸:肺うっ血による呼吸困難と、アシドーシスによるKussmaul呼吸がある

尿量、排便:
①乏尿期では1日400ml以下であるが、
②利尿期では1日1l-数lになり、症状は改善される。


•慢性腎不全chronic renal failure
患者の外観:一見して顔面が浮腫状であり、眼瞼が腫れている。

意識の状態:尿毒症性膿症による意識障害や精神症状、けいれん、四肢振戦、はばたき様振戦、末梢神経炎などがみられ、患者は対話中にも集中力を欠き、知的反応も低下する。

脈拍:慢性うっ血性心不全を併発していることが多く、脈拍は弱く速い。しばしば不整脈がみられる(心タンポナーデとなることがある)

体温:正常よりやや低い

皮膚と四肢:urochromogenの沈着により茶褐色化、皮膚出血、紫斑、または歯肉出血などがあり、四肢に瘙痒感(そうようかん)

血圧:一般に非常に高く持続性である(悪性高血圧)

呼吸:呼吸困難やKussmaul呼吸、しばしば肺炎を併発する。

尿量、排便:夜間多尿となり増量するが、腎不全の進行に従って末期には減少する。


•ネフローゼ症候群nephrotic syndrome
患者の外観:顔面が浮腫状であり、無気力である。浮腫は眼瞼、下肢(頸骨部)、時に陰嚢までみられ、重症になると腹水がたまる(anasarca)、これは①低蛋白血症②高蛋白尿症③高コレステロール血症による。

意識の状態:意識障害はないが、表情が暗い。基礎疾患により意識障害をきたすことがある。

脈拍:正常の場合が多い。

体温:正常

皮膚と四肢:蒼白となり、爪の内側2/3の一に白い帯が生じる。皮膚の表面は乾燥している。四肢の浮腫著明

血圧:一般に正常である。腎炎と合併した場合は高くなる。

呼吸:正常の場合が多い

尿量:減少する



内分泌疾患
•糖尿病性アシドーシスdiabetic acidosis
患者の外観:顔面は紅潮しているが、これは脱水や発熱によって起こるため

意識の状態:正常から、徐々に混濁し、嗜眠状態、昏迷、そして昏睡状態となるが、これらは代謝性アシドーシスの程度によって変わる(血糖値によるものではない)

脈拍:頻脈である

体温:一般に高い

皮膚と四肢:皮膚、口唇粘膜ともに乾燥し、眼球は極端な脱水により柔らかくなる。四肢の皮膚にも同様の変化がみられる。

血圧:正常よりやや低目である

呼吸:Kussmaul呼吸で速く深い(これは呼気中にCO2がスを多量に排出するための生体反応である)呼気中に独特の、甘い、アセトンの果物のような臭がする

尿量:多尿、頻尿となる


•甲状腺機能亢進(中毒症)hyperthyroidism(thyroid toxicosis)バセドー病
患者の外観:若い成人で女性に多いが、不安気な表情で、神経質、絶えず焦燥感あり、眼球突出、甲状腺の肥大、手指の振戦がみられ、散瞳でやせ型

意識の状態:正常であるが興奮気味

脈拍:動悸と共に頻脈であり、脈の立ち上がりは速い、脈圧大、不整脈である。

体温:その患者の正常時よりも高い

皮膚と四肢:皮膚は柔軟で、温かく、きみは細かい。全体に紅潮し、手掌は汗ばみ、毛髪は細い

血圧:脈圧は大きく、収縮期圧は高く、拡張期圧は正常または低目である。

呼吸:脈拍数と比べて呼吸数は少なく、無呼吸時期があり、患者は溜息をつく

尿量:全身の発汗が著明のため、尿量は少ない。


•副腎皮質機能不全(ADDISON病)adreno-cortical insufficiency(ADDISON’s disease) 
患者の外観:著明な体重減少と、筋肉の脆弱(ぜいじゃく)、易疲感(いひろうかん)があり、眼がおちくぼみ、胸骨が出ている。全体に色が黒い。

意識の状態:正常であるが、時に眩暈を起こしたり失神することがあるが、低出血のためと考えられる。頭痛(+)

脈拍:弱く速い。橈骨動脈では触れにくい。

体温:正常よりも高目か低目である

皮膚と四肢:皮膚の色素沈着が異常に多く、全身の色が黒いが、頭髪は薄くなり、体表面に黒い雀斑(じゃくはん)が増える

血圧:低血圧である

呼吸:浅く速い。肺循環も悪いために呼吸困難になり心不全に陥りやすい

尿量:急性期には乏尿となるが、慢性期には正常。

胃腸症状:悪心、嘔吐、下痢、腹痛を訴える

その他:重症の感染症の有無、慢性肺結核、過度の精神的ストレスや、脳下垂体の障害の有無により種々のサインが現れる



その他
•ショック状態shock condition
患者の外観:表所は焦燥感にかられ、不安げである。患者の返答は短絡的である。

意識の状態:初期は正常であるが、やがて意識の低下が始まり、昏迷、昏睡に陥る。顔面は蒼白

脈拍:頻脈で弱い。触知しがたい。表在性静脈も虚脱している(上肢、下肢とも静脈の怒張がみられない)

体温:正常よりも低い

皮膚と四肢:四肢の表面を指で圧迫した後、皮膚の赤味がなかなか元に戻らないし(毛細血管充満が遅れるため)赤味と蒼白の部分が、まだらに見える。皮膚には盗汗があり冷たい。

血圧:収縮期圧が80mmHg以下となる

呼吸:浅く、速い

尿量:乏尿となり、無尿となることがある。
その他:出血などによる場合は、外傷の有無、術語の患者の場合はその原因を探す場合がある。


•日射病(熱射病)sun-stroke(heat stroke)
患者の外観:真夏の炎天下や高温度の作業下で起こることが多く、全身に熱感があり紅潮している。全身の脱力感、または無力感が著明。

意識の状態:意識の低下または消失がある。全身のけいれんを伴うことが多い(下顎のけいれんをみることが多い)

脈拍:頻脈の場合が多いが、不整脈もしばしばみられる脈拍は弱く小脈である。

体温:39.0-41.0℃(肛門内で調べること)となる。

皮膚と四肢:身体全体に「うつ熱」現象があるため、血液の粘性は高く、皮膚は熱く、紅潮している。また脱水による脳循環障害と四肢のけいれんがみられる。

血圧:正常よりも高くなり、拡張期圧が100mmHgを越えることがある

呼吸:チェーン•ストークス呼吸やKussmaul呼吸がみられる

尿量、排便:失禁することが多い

その他:(一刻を争うもので全身に濡れたタオルをかけ扇風機の風を向けて身体を冷やす)



•睡眠剤の過剰服用excessive administration of sleeping drug
患者の外観:自殺を計るためや、誤って服用したためなどの理由によるが、患者は緊急処置を必要する。

意識の状態:泥酔状態、意識混濁、昏睡状態、昏睡状態が数時間続くと致死的となる。縮瞳(+)

脈拍:徐脈で弱く、触知しないことがある(ショック状態)

体温:正常または低い

皮膚と四肢:バルビタール系睡眠剤によることが多く、大脳皮質から下位の中枢神経へと影響が出てくるため四肢に完全な腱反射の消失がみられるときは後期症状である。チアノーゼがある

血圧:低い。ショック状態になることがある(vascular collapse血管虚脱)

呼吸:呼吸数も少なくなり、浅い呼吸である

尿量、排便:多くの場合、失禁している

その他:眼球は絶えずグルグルと動いている段階から固定し、縮瞳している場合は致死的である。



•薬物過敏症drug hypersensitivity
患者の外観:静脈注射や輸血を行った直後に起こることが多く、全身の知覚異常、搔痒感、胸部絞扼感、顔面が急に腫れてくる。5-10分で死亡する。

意識の状態:急に不安状態、焦操状態となり、次第に混濁し昏睡状態となる。散瞳(+)

脈拍:頻脈となり、弱く、ときに不整脈となる。

体温:正常からだんだんと上昇する。

皮膚と四肢:血液内液が急激に血管外へと漏出するため、循環出液量は低下し、皮膚は蒼白となり、全身に発汗がみられる。全身性じんましんや浮腫が現れ、とくに眼瞼に著明

血圧:低血圧からショック状態となる

呼吸:急速なair-hunger、喘鳴が現れ、呼吸困難となり、最後に無呼吸となる。

尿量、排便:失禁

その他:上記のサインは5-10分間で進行するため、刻々変わるバイタルサインを把握する必要がある。


•敗血症septicemia

患者の外観:一見して重篤な外観を呈している。悪寒戦慄のため全身を小刻みに慄わせ、顔面は、紅潮したり、黄疸を呈していたり、蒼白な場合もある(細菌の種類や原発巣、転移によるためである。)

意識の状態:焦燥状態から、意識混濁を起こし、昏迷状態となる。

脈拍:頻脈で、大脈後に小脈となる(心不全を併発するため)

体温:発熱は著明で40-41℃の弛張高熱を示す

皮膚と四肢:小児では、紅斑、出血斑、ヘルペス、膿痂疹(のうかしん)などを呈する。発汗著明、四肢の関節痛も著明である。肝、脾腫を起こすことや、四肢の塞栓症状をみることもある。爪下出血や太鼓バチ状指がある。

血圧:初期には正常、後にショック状態となる。

呼吸:浅く速い。

尿量、その他:乏尿、血尿を示すことがあるが、無尿となり急性腎不全を起こすこともある


•鉄欠乏性貧血iron deficiency anemia
患者の外観:顔面貧血状で、重症では無欲状

意識の状態:多くは正常、重症では混濁

脈拍:正常または頻脈、とくに労作時には動悸があり頻脈が著明

体温:正常または微熱

皮膚と四肢:一般には貧血で黄色傾向。重症では冷却、爪はスプーン状

血圧:正常または低下

呼吸:安静時には正常であっても労作時には頻呼吸で呼吸困難を伴う。重症では安静時にも頻呼吸で呼吸困難である。低蛋白血症が高度となればさらに高度となる。

尿量、排便:


突発性発疹(Exanthem subitum)
体温:
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03_28.html
http://josei-bigaku.jp/lifestyle/akatyankounetu4083/

斑丘疹
合併症
•熱性痙攣Febrile seizure
•脳炎 encephalitis

肋間神経痛

乳腺炎
http://nyu-senen.com

高緻機能障害
http://www3.ocn.ne.jp/~fujisima/keiketu/t205.htm

眼瞼痙攣

ベーカー嚢腫

天気痛
http://touch.allabout.co.jp/gm/gc/391830/

臼蓋形成不全

顎関節症

突発性大腿骨頭無腐せい壊死症
http://koshiitai.com/kokan/byouki_mufuseieshi.html

臨床栄養学

臨床栄養学
血中コレステロールの上下させる食事性因子は多いが、単純に摂取コレステロールが血中コレステロール量に影響を及ぼすことはない。
 
•脂質異常症における食事療法
第1段階(摂取エネルギー、栄養素配分およびコレステロール摂取量の適正化)
1)摂取エネルギーの適正化
適正エネルギー摂取量=標準体重*X25-30(Kcal)
*標準体重=[身長(m)]x[身長(m)]x22

2)栄養素配分の適正化
•炭水化物:60%
•タンパク質:15-20%(獣鳥肉より魚肉•大豆たんぱくを多くする)
•脂肪:20-25%(獣鳥性脂肪を少なくし、植物性•魚類性脂肪を多くする)
•コレステロール:1日300mg以下
•食物繊維:25g以上
•アルコール:25g以下(他の合併症を考慮して指導する)
•その他:ビタミン(C,E,B6,B12,葉酸など)やポリフェノールの含量が多い野菜•果物などの食品を多くとる(ただし、果物は単糖類の含量も多いので1日80-100kcal以内が望ましい)

※第1段階で血清脂質が目標値とならない場合は第2段階へ進む

第2段階(病原別食糧法と適正な脂肪酸摂取)
1)高LDLコレステロール血症が持続する場合
•脂質制限の強化:脂肪由来エネルギーを総摂取エネルギーの20%以下
•コレステロール摂取量の制限:1日200mg以下
•飽和脂肪酸/一価不飽和脂肪酸/多価不飽和脂肪酸の摂取比率:3/4/3程度

2)高トリグリセリド血症が持続する場合
•アルコール:禁酒
•炭水化物の制限:炭水化物由来エネルギーを総摂取エネルギーの50%以下
•単糖類:可能なかぎり制限、できれば1日80-100kcal以内の果物を除き調味料のみでの使用とする。

3)高コレステロール血症とトリグリセリド血症がともに持続する場合
•1)と2)で示した食事療法を併用する。

4)高キロミクロン血症の場合
•脂肪の制限:15%以下

•血中コレステロールを上昇させる食事性因子と低下させる食事性因子

○上昇させる食事性因子:飽和脂肪酸(乳脂肪、獣肉の脂)、砂糖
○低下させる食事性因子:豆腐、納豆、野菜、きのこ、海藻、サバ、イワシ、サンマ(DHA,EPA)、オレイン酸(オリーブ油、キャノーラ油n=9)
○変化させない食事性因子:マヨネーズ(n-9系)、魚卵、卵、イカ、タコ、エビ、タウリン

血圧を下げるための生活習慣
•運動強度*:最大酸素摂取量の約50%
•量•頻度:30-60分/日 週3回以上
•種類:速歩、ジョギング、水泳、サイクリングなど

*簡易法による運動強度50%時の心拍数目安。心拍数(脈拍/分)=138-(年齢÷2)

問題 世界保健機構WHO 世界保健報告2014年版によると世界平均寿命•国別順位(WHO加盟国192ヶ国)で日本が84歳で1位、次いで地中海沿岸地域のアンドラ、イタリア、サンマリノが83歳で2位であった。キプロスやフランスなど地中海沿岸地域が上位を占めている。長生きの因子として食生活が占める割合は大きい。そこで、地中海沿岸地域の食生活と比較して、日本の食生活の良い点、悪い点を整理し、現在の日本人の食生活をどのように改善するとより健康的な食生活となりえるかを考えなさい。

オーストラリアの良い点
•様々な国の料理を食べるeg.イタリア、日本、地中海
•沢山の人で良く外食をする
•野菜安い
•ナッツ安い。よく食べる
•オリーブ油
•ヨーグルト
•かむ。ゆっくり食べる(時間がある)


日本の良い点
•魚をよくたべる
•大豆をよくたべる
•卵を良く食べる
•ごまを良く食べる

日本の悪い点
•肉を良く食べる
•個食が多い
•野菜をあんまたべない
•オリーブ油をあんまとらない
•かまないでズルズル食べる(立ち食いのような場所が多く、早く食べる習慣)

神経診断学

前期
主根管症候群で見るところ
•短母指外転筋
•母指対立筋
•虫様筋

Froment sign
•IP関節の屈曲
•指先端のよる保持
•把持力の低下

伝道路

上行性伝道路(求心性伝道路)感覚性伝導路
•脊髄視床路
•後索路(毛帯路、後索ー毛帯路系、内側毛帯路)
•脊髄小脳路
•前外側系(前側索系)
•外側脊髄視床路
•前脊髄視床路
•後外側路(リッサウェル路)

•三叉神経視床路

小脳の機能回路(脊髄小脳路)
•前脊髄小脳路
•後脊髄小脳路
•橋小脳路
•前庭小脳路
•副楔状束核小脳路




脊髄への運動性下行性伝道路(遠心性伝道路)
•皮質延髄路(皮質核線維)
錐体路(皮質脊髄路)(皮質脊髄線維)
•錐体側索路(外側皮質脊髄路:運動路)
•内側皮質脊髄路
•前皮質脊髄路
•皮質延髄路
•皮質核路

錐体外路
•網様体脊髄路(外側網様体脊髄路、内側網様体脊髄路)
•赤核脊髄路
•前庭脊髄路
•視蓋脊髄路
•視蓋延髄路
•オリーブ脊髄路(脊髄オリーブ路)

•内側前庭脊髄路
•外側前庭脊髄路
•延髄網様体脊髄路



•腹側皮質脊髄路


•前脊髄視床路(原始性触覚を伝える)
•脊髄後索(識別性触覚•深部感覚を伝える)





•脊髄視床路(背外側:新脊髄視床路)(腹内側:旧脊髄視床路)
•後索路:索路(薄束核:仙髄、腰髄、下部胸髄)(楔状束核:上部胸髄、頚髄)
•脊髄上行伝道路:皮膚感覚の場合と同じ










•歯状核赤核路および視床路
•視床皮質路
•皮質胸路
•中心被蓋路
•延髄網様体脊髄路
•橋(前)網様体脊髄路



•脊髄視蓋路

•外側視蓋脊髄路

•前皮質脊髄路

•内側視蓋脊髄路


•薄束路
•楔状束路
•三叉神経脊髄路核
•吻側脊髄小脳路
•楔状束核小脳路

•皮質橋路

後期

•円錐上部症候群 
•純脊髄円錐症候群
•手の筋症例
•症例 原病歴(既往歴についての症状の質問)、現症(主訴に対しての現在の訴え)

•下垂足L5

脊髄腫瘍の局在による分類と頻度

悪性
•原発性:多発性骨髄腫(multiple myeoma MM) p333,357 
好発年齢:50-70 2:1で男性に多い

悪性リンパ腫(malignant lymphoma of bone ML)p356
好発年齢:20-40 2:1で男性に多い

•転移性骨腫瘍p358 男性:前立腺癌ー尿線が細い 女性:乳癌ー乳房にしこり
好発年齢40-70 

良性
•原発性良性脊椎腫瘍 血管腫



神経生理学

1.運動時に瞬発力を発揮するのはどれか 
白筋

2.神経線維の中を伝導するのはどれか
•活動電位

3.空腹を感受するのはどれか
•視床下部

4. 痛覚で正しいのはどれか
•平滑筋の収縮は内蔵痛を引き起こす

5. 受容器細胞と一次ニューロンとが同一なのはどれか
•嗅覚、体性感覚

6. 痛覚を伝える神経線維はどれか
•Aδ、C

7. 触覚を伝える神経と比べた場合、痛覚を伝える神経線維の興奮伝導について正しいのはどれか
•温度覚の影響を受けやすい。伝導速度が遅い。
8.興奮伝導の三原則はどれか。
•両方向性、絶縁性、不減衰性

9. 痛覚受容器はどれか。
•自由神経終末

10. 伸張反射で正しいのはどれか。
•筋紡錘の伸展が刺激となる、求心性信号はIa群線維により運ばれる、反射弓は単シナプス経路を持つ


11. 神経線維の興奮伝導について正しいのはどれか
•有髄神経の伝導速度は直径に比例する

12. 二点弁別閾の最も小さいのはどれか。
•舌尖

13. 神経筋接合部シナプス下膜のアセチルコリンに対する受容体はどれか
•ニコチン受容体、ムスカリン受容体

14. 正常皮膚の侵害受容器で正しいのはどれか
•C線維が分布する、Aδ線維が分布する

15. 顔面皮膚の知覚を調べる方法はどれか
•二点間識別検査














順応
同じ姿勢が続くと、感覚が減る。感覚の閾値が上昇し、受容器の感度が低下するため。痛覚は順応しにくい。

順応
同一の刺激が続いた時、感覚の閾値が上昇することで受容器の感度が低下し、それに対する感覚が次第に減少していくこと。香水つけても本人はすぐに匂いに順応してしまい、感覚できなくなる。痛覚は順応しにくい。

適当刺激
特定の受容器を特異的に興奮させる刺激

適当刺激
ある受容器を特異的に興奮させる刺激。すなわち閾値の低い刺激。

大きさの原理
動員順序:細い運動ニューロンから働きもっと力が必要なら太い運動ニューロンが働く
停止順序:太い運動ニューロンから停止する。

大きさの原理
運動神経には伝導速度が早く、速動性運動単位を形成する大きな運動ニューロンと、伝導速度が遅く、緊張性運動単位を形成する小さな運動ニューロンがある。徐々に大きな力を出す場合、動員順序では小さな運動ニューロンから興奮して、大きな力が必要になって初めて大きな運動ニューロンが興奮する。反対に停止順序では大きな運動ニューロンから興奮が停止していき小さな運動ニューロンの興奮が停止する。このような神経の働きの仕組みを大きさの原理と言う。

αγ連関
•筋の随意的収縮時にα運動神経とγ運動神経を同時に興奮させる仕組み
•筋の随意的収縮は上位中枢からの指令がα運動線維を通って錐外筋に伝達されて起こる

αγ連関
筋の随意性収縮時にα運動神経とγ運動神経が同時に興奮する仕組みのこと。上位中枢からの指令がα運動神経を通って筋を収縮させるが、この収縮により筋紡錘は弛緩されてIa線維からの入力が減少する。それを防ぐために上位中枢はα運動神経への刺激と同時に、γ運動神経も刺激して筋紡錘を収縮させ、筋紡錘の感度調整を行っている。

屈曲反射
•侵害刺激→屈曲
•防御反射
多シナプス反射

屈曲反射
侵害刺激(痛み)が四肢に加えられると、その肢が屈曲する反射。障害から肢を守ろうとする防御反射多シナプス反射である。
反射の機序は、
①侵害刺激がAδ神経を伝わって脊髄後根から脊髄後角に入る
②脊髄内で屈筋の運動神経を興奮させ介在ニューロンを介し、同時に伸筋の運動神経を抑制する
③伝達された運動神経は、脊髄前角から脊髄前根を通り、Aα神経線維によって各屈筋、伸筋に伝達される。

電気的シナプス
•神経細胞間で直接電流が流れる
•細胞間ギャップジャンクション
•両方向性伝達
•化学的シナプスより速い
•網膜の神経細胞、心臓の筋線維

電気的シナプス
神経細胞間に直接電流が流れることでシグナル伝達をするもの。細胞間はギャップジャンクション(電気抵抗が低い)でつながり、両方向性の伝達、化学的シナプスよりも高速で伝達するのが特徴である。網膜の神経細胞間や心筋の筋線維間でみられる

皮質脊髄路(錐体路)
•運動性脊髄下行路の一つ。障害すると四肢の遠位筋に障害
①外側皮質脊髄路(錐体交叉する)→対側の脊髄側索を下行
②前皮質脊髄路(錐体交叉しない)→同側の脊髄前索を下行

皮質脊髄路
運動性脊髄下行路の一つ。錐体路ともいわれ、大脳皮質から脊髄にかけて走行する。外側皮質脊髄路と前皮質脊髄路があり、外側皮質脊髄路は錐体交叉をして、対側の脊髄側索を下行する。前皮質脊髄路は錐体交叉を行わず、同側の脊髄前索を下行する。障害させると四肢の遠位筋に運動障害が生じる。

追加

化学的シナプス
•興奮の伝達が化学物質(アセチルコリン、アドレナリン)より行われること
•神経終末のシナプス小胞にある。
•伝達物質→シナプス間隙→シナプス後膜の受容体
•一方向性、シナプス遅延あり

化学的シナプス
興奮により、神経終末のシナプス小頭からシナプス小胞がシナプス間隙に向かって拡散され、受容体にくっつく。一方向性でシナプス遅延がおこる。シナプス小胞のアセチルコリンが欠乏すると、無筋力症になる。

感覚閾値
•刺激の存在を50%の確率で検知しうる強さ

感覚閾値
刺激の存在を50%の確率で検知しうるような刺激さ

対比
•境目を際立たせること
•味覚:味を比べる
•違いに気付く脳の働き
•同一種類の感覚(性質•強さが異なる)

対比
同一種類の感覚で、性質または強さに差があるものが、瞬間的に続いて起こったり、空間的に相接していると、その差が際立って現れること。

自律神経系
•末梢神経系の一つ
①節前•節後:2本のニューロンで支配
②交感副交感:二重神経支配
③拮抗支配
④正常なら相反支配
例外
①血管、汗腺、立毛筋、副腎髄質は交感神経のみ
②唾液腺は2本とも興奮性

自律神経系
末梢神経系の一つであり、交感神経と副交感神経の2つの神経で構成される。主に臓器を支配しているが、この2つの神経は拮抗支配であり、相反神経支配である。例外として、血管、汗腺、立毛筋、副腎髄質は交感神経のみであり、唾液腺では2つの神経は両方とも興奮性である。交感神経は胸髄から、副交感神経は脳幹、仙髄からでる。

伸張反射
•膝蓋腱反射
•筋が急激に伸ばされると筋紡錘がそれを感知し、筋を収縮させる仕組み

伸張反射
膝蓋腱反射などのこと。筋が急激に伸ばされると、筋紡錘がそれを感知し、Ia、Ⅱ群線維の感覚神経を通じて脊髄に情報を送る。単シナプス反射のため、介在ニューロンを介さず、直接α運動神経に興奮が伝わり、筋を収縮させる。筋紡錘からでる筋長変化の神経は閾値が低く非常に敏感である。

折りたたみナイフ現象
•二頭筋を他動で屈曲 三頭筋が伸びる→伸張反射
•さらに二頭筋を屈曲 三頭筋は切れないように伸張反射。ジャックナイフのように完全屈曲

折りたたみナイフ現象
筋の損傷を防ぐ役割をする。筋に持続的伸張をかけたとき、始めは抵抗が強いが、その後は抵抗が弱くなるような現象。ただし、ゴルジ腱器官からの神経の閾値は非常に高い。折りたたみナイフににているためにこの呼び方をされる

脊髄視床路(上行性伝導路)
①背外側(新脊髄視床路):Aδ線維 触圧痛、温冷
②腹内側(旧脊髄視床路):C線維 痛覚

脊髄視床路
上行性伝導路の一つ。特に背外側を新脊髄視床路といい、触、圧、痛(Aδ線維)、温、冷覚で、腹内側を旧脊髄視床路といい、痛覚(C線維)が走る。

姿勢反射
•重力に抗して自動的に姿勢を調整、保持する不随位反射。
•抗重力筋と筋トーヌスの働き。

姿勢反射
重力に抗して自動的に姿勢を調節、保持する不随意の反射。次の2つの要素からなる。
抗重力筋:重力に拮抗して静的姿勢の保持に働く筋
筋トーヌス:覚醒状態にある健常者の抗重力筋にみられる弱い持続的収縮

歩行
•移動運動のうち肢の交代性屈曲と伸展とによって、体全体を前方に推進させる律動的な運動

歩行
移動運動のうち、肢の交代性の伸展と屈曲によって体全体を前方に推進させる律動的な運動。

興奮の伝導
•神経細胞の軸索を活動電位が伝わる
①両方向伝導
②絶縁伝導
③不減衰伝導

興奮伝導

神経細胞の軸索を活動電位が伝わること。両方向伝導、絶縁伝導、不減衰伝導の3原則がある。また刺激に対する不応期(絶対、相対)があり、活動電位は有髄線維の場合、跳動伝導する。

薬理学

薬理学前期

.薬の作用部位は?

2. 薬物の生体内運命(薬物動態、吸収、分布、代謝、排泄)

3. 薬の生体内運命における内服あるいは静脈投射による違いは?p19
経口投与
•口→胃→小腸→門脈→肝臓→全身へ→血中
•内服は容易で安全性にすぐれている。
•薬物濃度の上昇が注射に比べて遅く、即効性は期待できない

静脈内注射
•静脈内に直接投与された薬剤は血液循環によりすみやかに全身にまわるため作用がすぐに発現する。
•いったん血管にはいった薬液は投与量、薬品名に間違いがあっても回収はむずかしい。そのため誤薬による危険性はきわめて高い。

4. 生物学的半減期(1/2)とは?p30 TDMとは?p32
•生物学的半減期(T1/2)=2hr
•TDM=therapeutic drug monitoring 薬物血中濃度モニタリング

5. 薬効に影響を及ぼす要因
①容量
②投与ルート:経口、静脈
③病的状態:肝機能↓
④個人差(遺伝的)→代謝能の違い
⑤薬物の併用→代謝酵素の拮抗 蛋白結合能
⑥食事による吸収の差(禁断症状があるか)
⑦連用による耐性•依存症 中枢神経作用薬 眠剤
⑧プラセボ効果

6. 臨床試験(治験)とは?その目的、対象、CGPとは?二重盲検試験法?プラセボ?
第1相試験(臨床薬理試験)
はじめてヒトに薬候補物質が与えられる試験で、通常、少数の健康な志願者についてヒトでの安全性、血中濃度ー作用関係を確認する

前期第2相試験(探索的試験)
候補物質が治療対象対象とする領域の患者(比較的少数)で、薬の有効性と容量範囲、安全性を検討する。

後期第2相試験
比較的多数の患者について、有効性と最適用量、用法を決めるために試験を行う。有効性を検討するのに、非活性物質であるプラセボ(偽薬)や、既存の標準治療薬を対照に置いた比較試験が行われる。

第3相試験(検証的試験)
この相では、治療上の利益を証明または確認することを主な目的として治療を行う。そのために目的とする適応および対象患者群において第2相で予測された治療薬の有効性、安全性についてデータをを検証する。用量ー反応関係をさらに詳しく探索したり、より広い対象患者や病態の異なるステージでの有効性、他剤との併用の効果についても検討する。長期投与による効果や安全性を検討し、医薬品の適切な使用法を確立するための情報を得る。データの信頼性を確保するために、被験者選択時のバイアスを最小とするための無作為化や、試験結果に偏りを生じさせる危険性を最小とする二重盲検試験を実施する。

第4相試験(治療的試験)
承認後に行われる試験で、治療の現場で使われながら、広く多くの患者に使用したときの有効性、安全性、薬物相互作用などを確かめていく。制度上決まっているのは
①承認されてから6年後に再びその有効性、安全性について再審査が行われる。
②また5年ごとにその時点での学問的発達に基づいて薬剤の再評価が行われる。
③市販後におこった副作用の報告が集められ、検討される。

GCP(Good Clinical Practice):医薬品の臨床試験の実施の基準

7. GLPとは?
GLP(Good Laboratory Practice):医薬品の安全性に関する非臨床試験(毒性(安全性)試験)の実施の基準



8. ヘルシンキ宣言とは、インフォームドコンセントとは?
①治療を行うには、適切な前臨床をもとにして、試験計画書が審査委員会で認められること
②治験では、医師が被験者(患者)に研究の目的、方法、予期される利益、おこるかもしれない偶発事故などの可能性について十分に説明し、そのうえで被験者の自由意思による治験参加の同意が得られること
③被験者がいつでも自由に治験参加をやめることができること、またそのことによって被験者がなんら不利益を被らないこと
④研究データなどについて、被験者のプライバシーは完全に守られる事

9. 自律神経:交感神経と副交感神経の伝達物質は?p139
交感神経:ノルアドレナリン
副交感神経:アセチルコリン

10.自律神経興奮による生体機能の変化


11.各器官に発現している交感神経受容体の種類p140

12.交感神経作用薬(ノルアドレナリン、アドレナリン、イソプレナリン、フェニレフリン、サルブタモール)

13.交感神経遮断薬(プラゾシン、プロプラノロール、メトプロロール)

14.副交感神経作用薬(アセチルコリン、カルバコール、フィゾスチグミン)

15.副交感神経遮断薬(アトロピン、スコポラミン)
16.強心配糖体(ジギタリス製剤、ジゴキシン、ジギトキシン)

17.狭心症治療薬(ニトログリセリン、硝酸イソソルビド)

18.抗不整脈薬(Naチャネル阻害薬キニジン、プロカイン、β遮断薬プロプラノロール、Caチャネル阻害薬ベラパミル、Kチャネル阻害薬アミオダロン)

19.抗高血圧薬(β1遮断薬、ACE阻害薬カプトプリル、Caチャネル阻害薬ニフェジピン、利尿薬、アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬ロサルタン、α1遮断薬プラゾシン)

20.利尿薬(フロセミド、スピロノラクトン)

21.抗脂血症治療薬(HMGGoA還元酵素阻害薬 スタチン系 プラバスタチン)
22.血液凝固、線溶系に作用する薬物(ヘパリン、ワルファリン、G-CSF、エイリスロポエチン、その拮抗薬は?t-PA、アスピリン)


薬理学後期
1. オータコイドとは(ヒスタミン、セロトニン、プラスタグランジン、ロイトコリエン、サイトカイン)

オータコイド(Autacoid)とは、動物体内で産生され微量で生理・薬理作用を示す生理活性物質のうち、ホルモン(特定の器官で分泌され体液で輸送されて他の器官に作用する)および神経伝達物質(シナプスでの情報伝達に与る)以外のものの総称である。 オータコイドは、身体に異常が加わったとき、それに対処するように動員され、これが動員されること自体で新たな病態を生じることがある。 次のようなものが知られる:

ヒスタミン:損傷組織の肥満(マスト)細胞、血液中の好塩基球、血小板から放出される物質で、血管拡張透過性亢進作用、気管支平滑筋収縮作用があり、アレルギー反応や炎症発現の介在物質。神経においては神経伝達物質として働く。

セロトニン5-HT
エイコサノイド:
{プロスタグランジンPG: 発痛物質、リン脂質から産生される。ブラジキニンがPLA2刺激してアラキドン酸を産生し、COX-2によりPGE2(発痛物質)産生される。これが知覚神経を刺激して痛みを生じる。
{ロイコトリエン:好塩基球、肥満細胞から分泌される血管透過性亢進、化学走化因子
{トロンボキサンA2:血小板から分泌される血小板凝集作用
アンジオテンシン
ブラジキニン:発痛物質、キニノーゲンは血漿カリクレインによりブラジキニンを産生、これが知覚神経を刺激して痛みを生じる


一酸化窒素(NO)

また、サイトカイン(細胞から分泌され免疫応答や増殖など各細胞の機能に作用する)を含めることもある。オータコイドは局所ホルモンとも呼ばれ、比較的局所にのみ働く傾向があるが、ホルモンや神経伝達物質と厳密に区別されるものではない。アンジオテンシンやブラジキニンはホルモン的遠隔作用も持つ。またセロトニンは神経伝達物質としても働くことが知られている。機能としては炎症・アレルギー反応(ヒスタミン、エイコサノイド)や平滑筋への刺激(セロトニン、アンジオテンシン、ブラジキニン、NO)などがある。物質としてはアミン(ヒスタミン、セロトニン)、脂肪酸由来物質(エイコサノイド)、ペプチド(アンジオテンシン、ブラジキニン)、ガス状物質(NO)に分けられる。NOは細胞内におけるセカンドメッセンジャーであるとともに、隣接する細胞にも容易に拡散してオータコイドとして働く。ヒスタミンやセロトニンなどは細胞内に貯蔵されていて刺激に応じて細胞外に放出される(神経伝達物質と同様)が、その他のものは刺激に応じて合成される。

2. 気管支喘息治療薬(テオフィリン5/23、β2作用薬サルブタモール、抗コリン薬、副腎皮質ステロイド、オザクレルp121、プランルカスト6/6)5/23 p224 p121 6/6
•β2刺激薬(吸入、経口)
•副作用として頻脈、動悸、不整脈(サルブタモール)気管支拡張薬
•キサンチン誘導体(カフェインに入っている)
テオフィリン平滑筋弛緩 ケミカルメディエーター遊離抑制
•抗コリン薬
オザクレル(ドメナン):トロンボキサン合成酵素阻害•内服
プランルカストロイトコリエン拮抗薬

3. 胃散分泌抑制薬(ヒスタミンH2受容体遮断薬シメチジンとファモチジン、プロトンポンプ阻害薬オメプラゾール、抗コリン薬)、ヘリコバクターピロリーの除菌7/4 6/13 p231
胃潰瘍 胃酸分泌抑制薬
•H2ブロッカー(ファモチジン、シメチジン)ヒスタミン受容体拮抗薬p230
•プロトンポンプ阻害薬(オメプラゾール)
•抗コリン
•Hピロリ菌
{•アモキシリン(ペニシリン系細胞壁の合成阻害)p231
{•クラリスロマイシン(マクロライド系タンパク合成阻害)p231
※胃潰瘍が多い人はヘリコバクターピロリ菌に感染している場合が多い。ナトリウム摂取が多い。

4. 糖尿病(インスリン、SU剤、ビグアナイド系、グルコシダーゼ阻害薬)DPP4阻害薬p245図 6/13
糖尿病の人:血中の糖分、のどの乾き、多尿、多飲
Ⅰ型(若年型):インスリン分泌出来ない。食前自己注射
Ⅱ型(生活習慣病型)インスリン分泌促進薬
インスリン分泌薬
•SU薬スルホルウレア
•インクレチン関連薬
{•DPP4阻害薬ーGLP-1分解酵素
{•GLP1作動薬

インスリン抵抗性改善薬
チアゾリジン誘導体:脂肪筋肉に糖を取り込み利用
ビグアナイド系薬:肝臓での糖新生を抑制 メトホルン

糖吸収阻害薬
α-グルコシダーゼ阻害薬:砂糖(ショ糖)2糖類→(α-グルコシダーゼ)→単糖→吸収

糖尿病の合併症
•糖尿病網膜症
•糖尿病腎症
•糖尿病末梢神経障害(感覚が分からない→壊死)

血糖値125mg/dl/100ml
HbAlc 6.5%:1-2ヶ月前の状態を反映

5. 麻酔の深度6/20
全身麻酔薬p163
•吸入麻酔(Naチャネルをブロック) 
•静脈内麻酔(GABA)
深度第1期:無痛期
深度第2期:興奮期(発揚期)*アルコールもこの状態
深度第3期:手術期(筋弛緩)
深度第4期:延髄(呼吸中枢)

6. 麻酔薬について 吸入麻酔(ハロタンp161、亜酸化窒素)、静脈内麻酔(チオペンタール、ミタゾラム)吸入麻酔薬(深度コントロールしやすい!)
•イソフルラン
•亜酸化窒素(笑気):歯医者で使う
ハロタン:獣医で使う

麻酔前投与薬
抗コリン薬(アトロピン、スコポラミン)唾液、気管支粘膜の分泌を抑制

静脈内麻酔
•チオペンタール(バルビツール酸誘導体)
•ミタゾラム(ベンゾジアゼピン誘導体)p165

7. 睡眠の生理(ノンレム睡眠、レム睡眠:夢)90分のサイクル4-5回p163
催眠薬
トリアゾラム:超短時間 T1/2によって臨床応用異なる。長いとてんかん薬になる。
•睡眠作用
•抗けいれん
•筋弛緩
•抗不安
副作用:依存性

p169 6/27
抑制性神経伝達物質
γ-アミノ酪酸(GABA)
{ベンゾジアゼピン
{GABA
{バルビツール

8. 催眠薬、抗不安薬(ベンゾジアゼピン系、バルビツレート系)とその作用機序

9. 抗てんかん薬(フェニトイン、フェノバルビタール、バルプロ酸ナトリウム)6/27
フェニトイン:Naチャネル阻害薬
•フェノバルビタール:GABA系(依存性)
•クロナゼパム:ベンゾジアゼピン(依存性)
•バルプロ酸ナトリウム(GABAをためる):催奇形性※妊婦には禁忌 Naチャネルの阻害


10. 抗精神病薬:統合失調症(クロルプロマジン、ハロペリドール)6/27
大脳におけるドパミンの過剰:ドパミン説
①抗精神病薬の作用部位がD2受容体
{クロルプロマジン:D2受容体拮抗薬 副作用:パーキンソン症候群
{ハロペリドール: D2受容体拮抗薬 副作用:パーキンソン症候群
②死後脳でD2受容体増えていた
③統合失調症の様な精神症状を引き起こす覚醒剤はドパミン分泌促進する
副作用:パーキンソン病様症状

11. 抗うつ薬(イミプラミン、SSRI、SNRI)説 6/27
うつ病…モノアミン神経の活性低下
モノアミン仮説
①三環系うつ薬はノルアドレナリン、セロトニン(モノアミン)等のシナプス前への再取り込み阻害作用がある
イミプラミン
•フルボキサミン(SSRI:Selective Serotonin Reuptake Inhibitor)
SNRI:Serotonin Noradrenarin REuptake Inhabitor
②レセルピンはうつ病を引き起こす。レセルピンはモノアミンを枯渇させる。

12. パーキンソン病治療薬(レボドパ、抗コリン薬、アマンタジン)ドパミンの作動薬(プロモクリプチン)6/27
パーキンソン病(黒質•線条体のドパミン神経の脱落)
4大徴候
①無動症②筋固縮③姿勢反射障害④振戦(安静時におき、にぎると止まる)
•L-ドーパ(レボドパ):ドパミンの前駆体 年寄りに使う
ドパミン作用薬:プロモクリプチン 若い人に使う
•ドパミン放出刺激薬:アマンタジン
•抗コリン

13. 鎮痛薬{非ステロイド性抗炎症薬(インドメタシン、アスピリン)、解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)、麻薬性鎮痛薬(モルヒネ、コデイン、ペチジン、フェンタニール)、非麻薬性合成鎮痛薬(ペンタゾシン)、拮抗薬(ナロキソン)}6/27
鎮痛薬
①NSAIDs:non steroidal anti-inflammatory drugs非ステロイド性抗炎症薬(COX2シクロオキシゲナーゼの阻害剤)インドメタシン、アスピリン 
副作用:胃潰瘍
リウマチの人はずっと飲む。NSAIDs+胃薬。空腹時に飲まない。
②解熱剤鎮痛薬:アセトアミノフェン 中枢性の痛み経路を抑制
麻薬性鎮痛薬:モルヒネp181(opiumラテン)ケシ、アヘン1973年受容体みつかる。3H-モルヒネトリチウム モルヒネ様物質→1975年エンケファリンμδκ 
副作用:便秘
癌性疼痛p105
①NSAIDs
②NSAIDs+コデイン(弱オピオイド)→鎮咳薬
③NSAIDs+強オピオイド
経口 徐放性製剤 座薬
合成麻薬:ペチジン、フェニタール モルヒネより80%強い!
非麻薬:ペンタジン

14. 抗アレルギー薬(H1拮抗薬:ジフェンヒドラミン クロモグソク酸)p120,121,226
H1拮抗薬•ジフェンヒドラミン(レスタミン•ベナなど):抗ヒスタミン効果は中等度であるが、眠気をもよおす作用が強い。口渇•頭痛などがあらわれることもある。蕁麻疹•皮膚炎•急性鼻炎などに伴うかゆみに対して用いられる。新生児では、けいれんをおこすこともある

クロモグリク酸(インタール)
•肥満細胞からのケミカルメディエーターの遊離を抑制
•H1受容体遮断作用はなし
•吸入•点眼•点鼻で使用
•内服では徐々に増量

15. 炎症の五徴候
発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害