胸鎖乳突筋:手をばんざい。顎を近づけるようにめいいっぱい屈曲させる。頭の後ろに手を支えて、まっすぐ床の方に向かって押す。
胸鎖乳突筋(片側):ばんざい。検査する側の反対側に最大回旋。乳様突起と胸を近づけるように屈曲。床の方にまっすぐ押す。
上部僧帽筋:耳と肩をめいいっぱい近づける。これを引き離すように力をいれる。対側に手を入れるやり方もあり。
中部僧帽筋:検査側に顔を向けてもらう。上肢を90°外転、肩甲骨内側縁をしっかり確認しつつ、腕を真下に押していく。
下部僧帽筋:検査側に顔を向けてもらう、上肢を135°外転、肩甲骨内側縁をしっかり確認しつつ、腕を床の方に垂直に押していく。
三角筋:肘、肩90°屈曲で曲げた状態で肘を上から下へまっすぐ押していく。
三角筋(前部):肩外転90°、前腕を斜め上に向くようにする。肘の筋を後下方へ押す。
三角筋(後部):肩関節90°屈曲、前腕を斜め下に向け、前下方へ向かって押す。
広背筋:肘をしっかり伸ばしたまま、上肢を内旋+軽度伸展位。腕が外転+屈曲方向に引く。
棘上筋:上肢を肩甲骨の面に沿って屈曲30°くらい。体にそわせる方に押圧していく。
棘下筋:肩関節外転90°可能な限り外旋位をとって上腕を軸にねじっていく。
肩甲下筋:肩関節外転90°可能な限り内旋位をとって上腕を軸に外旋方向にねじっていく。
小円筋:肘を90°屈曲、内側にねじるように押していくが小円筋の内転の作用を見せるために、肘の内側からもう一つの手で固定する。
烏口腕筋:肩関節を90°屈曲、手を頭の後ろに回すようなポジションから。上腕の遠位に手を入れ、伸展+やや外転方向に圧。
肩甲挙筋:肩をやや下げさせた位置から肘を斜め上に持ち上げるように引いていく。肩甲骨上角の位置を確認する。
大小菱形筋:肩甲骨の内側縁を脊柱に近づかせるように肘はやや伸展した位置から肘を脇から離れるように圧。肩甲骨内側縁の位置を確認。
前鋸筋:上肢を肩甲骨の面の延長上で135°位まであげる。肩甲骨下角を確認して、上肢をレバーとして真下に押していったときの肩甲骨の動きを確認。
大胸筋鎖骨部;上肢をめいいっぱい内旋させ、床と垂直の位置で保持。腕を真横に開く方向に押す。
大胸筋胸骨部:上肢をめいいっぱい内旋させ、床と垂直の位置で保持。腕を斜め横に開く方向に押す。
小胸筋:肩をテーブルから持ち上げてもらい、術者は真っすぐ床の方に押していく。
大円筋:肩を絶対テーブルから持ち上げないように肘を伸展+内転位。肘を外に開くように圧。
上腕二頭筋:肘を90°屈曲位+前腕回外位から肘を伸ばすように引いていく。
上腕三頭筋:肩関節やや屈曲位肘関節は90°までは曲げない。肘を曲げる方向に圧。
腕橈骨筋:肘を軽度屈曲位、上腕は中間位肘を伸ばす方向に押す。
円回内筋:前腕は回内肘関節は肘関節は軽度屈曲位。前腕を回外させる方向へねじっていく。
方形回内筋:肘をめいいっぱい屈曲、前腕は回内位から回外させる方向にねじる。
回外筋:肘をめいいっぱいまげ、前腕は回外位。回内方向へねじる。
長掌筋:掌を閉じるように。指先は伸ばしたままで結構。手関節は可能な限り掌屈。掌を拡げながら背屈させる方向へ力。
尺側手根屈筋:指は軽く握ってもらい、手関節を掌屈させる。小指側に圧を加え背屈
橈側手根屈筋:指を軽く曲げてもらい、手関節は可能なかぎり掌屈。母指側に圧を加え背屈させる
長短橈側手根伸筋:指を軽く曲げていてもらい、手関節を可能なかぎり背屈。親指第、第2、3指側に圧を加え掌屈させる
尺側手根伸筋:指を軽く曲げていてもらい、手関節は可能なかぎり背屈。主に小指側に圧を加えて掌屈方向に圧
短母指伸筋:母指を伸展位。指先はそんなに気にしなくてよい。手を固定し、母指の基節骨遠位を屈曲方向に押していく。
長母指伸筋:指を可能な限り伸展位。爪もめいいっぱいそるようなイメージ。ここから末節骨の遠位つまり爪の背面から屈曲方向へ圧。
母指内転筋:母指と示指の間に指を入れる。母指を外転方向に押圧を加える。
長母指外転筋:母指を伸展+外転位。親指と人差し指が一番離れたところでキープ。母指基節骨をコンタクトし、人差し指の方向に向かって押圧。
大腰筋:下肢を外旋させ、屈曲、やや外転位をとって筋線維の延長上に下肢があるようなポジションをとる。ここから内果から外果に圧。
腸骨筋:基本的には大腰筋のポジションに似ているが、外転をもっと多くとる。圧は内果から外果。
腰方形筋(仰向け):検査する側の対側に位置する。検査側へつま先をもっていく。つまり体はくの字になる。下肢の遠位に下から手を入れ、片方の手は骨盤を支え、このくの字をまっすぐ伸ばす方向へ引っ張る。
腰方形筋(うつ伏せ):下肢を軽度外転位にし、腸骨稜を肋骨に近づけるようにもってき、このポジションから下肢を長軸方向に引き、腸骨稜が下がってこないかを確認する。
大殿筋:下肢を軽度外転位から膝を可能な限り屈曲させ、膝をテーブルから持ち上げる。ASISが浮かないように注意する。ここから骨盤を支え、大腿を下の方向へ押していく。
ハムストリング:膝は45°から60°の屈曲位ここから膝を伸ばす方向に圧。反対の手はハムを押していてよい。
内側ハムストリング:膝は45°かから60°内側ハムストリングが上を向くように、股関節を内旋させる。ここから膝をのばすように圧。
外側ハムストリング:膝は45°から60°外側ハムストリングが上を向くように、股関節を外旋させる。ここから膝をのばすように圧。
梨状筋:膝は90°屈曲、股関節を可能な限り外旋させる。大腿骨を軸として内旋させる方向に圧するので、膝の外側を支えて内旋方向に圧。
腓腹筋:下腿はまっすぐ伸ばしたまま、底屈位をとる。かかとをもってもう片方は足底の遠位を持ち背屈させる方向に押圧。踵骨を必ず引っ張ることを忘れない。
ヒラメ筋:膝を90°屈曲、足関節は可能な限り底屈。足底の遠位とかかとを持ち、背屈方向へ圧。必ず踵骨を持ち上げることを忘れない。
TFL:股関節を外転、軽度屈曲、内旋位をとる。足をそろえる方向に圧。
縫工筋:検査する側の足を四の字をイメージした形をとる。片方は膝の外側、もう片方は踵のほう。力は膝を伸ばす方向と、膝を内側へ押して膝をそろえる方向。これを同時にやる。
大腿直筋:股関節と膝を90°曲げたポジションでキープ。反対側の下肢をおさえ、もう片方の手は頭方から膝の上にコンタクト。足を伸ばす方向へ圧。
外側広筋、内側広筋、中間広筋:検査する反対の足を軽度膝を屈曲させ、検査側の足を持ち上げ、膝裏に手を入れ、下腿を床と垂直の位置でキープ。広筋の検査したい部分を、上に向けるように、股関節を外旋や内旋させ、膝を曲げる方向に圧。中間広筋は中間位から真下。内側広筋は股関節を外旋から真下。外側広筋は股関節内旋から真下。
膝窩筋:膝を屈曲位にして、爪先を内側の方へねじっていく。頚骨粗面の動きをみる。爪先を外の方へ圧。頚骨粗面が動かないかを確認する。
前頚骨筋:足首を背屈+回外の位置。爪先を伸ばすように底屈+回内の方向へ圧。主に母指側に圧。
第三腓骨筋:足首を背屈+回内位。底屈+回外の方向、主に小趾側に圧。
後頚骨筋:足首は底屈+回外(内反)。背屈+回内へ小趾の下側から圧。
長短腓骨筋:足首は底屈+回内から背屈+回外方向母指の下側から圧。
中小殿筋(側臥位):検査側の足、膝は伸ばしたまま外転させいく。骨盤があまり倒れないようにする。体が倒れないように後ろから支えている。下肢の遠位を床の方向へ向かって圧。
中臀筋(仰向け)股関節を外転+外旋。やや床の方へ下げ、ここから足をそろえる方向へ圧。
内転筋群:上側の足は抱える。下側の内転筋が働くように膝を持ち上げうかせたまま止めていてもらう。ここから下側の膝の内側を床方向へ圧。
悪い例:手で押す。
良い例:体重を使ってゆっくり圧を加えていく。