電気の基本原理

電気の基本原理  
イオン
プラスまたはマイナスに帯電した全ての原子
帯電した原子が電気的なエネルギーを持つ=それ自体が移動する力をもつ。

イオンの移動=高い濃度から低い濃度

電位差=エネルギーレベルが高いところから低いところへ移動しようとする電気的な力、プラスに帯電したイオンはマイナスに帯電したイオンの方へ移動しようとする。

電子=マイナスに帯電している。電子の動きが電気の流れになって高い電位から低い電位に向かって動く

1アンペア(A)=1秒間に1クローンの電気が動いたとき/6.25X1018の電子が動いたとき

アンペア=電子の流れ、クローン=電子の数

※電子の動きは2点間に存在する電気的な力が不均衡にならない限り起こらない。

電圧(V)=2点間の電子量の違い
電圧がある=電気的回路において、一方の点では電子が余分にある状態、もう一方の点では電子が不足している状態、この状態を伝導体で結ぶと電子が電子量の多いほうから少ないほうへ移動する

コンダクタンス=導体中をどれだけの電子が流れるかを示す単位
電流を通しやすい=良導体(金属等)、通しにくい=絶縁体(空気、木材)

オームの法則:流れる電流は電圧に比例し、抵抗に反比例する。
電流(A)=電圧(V)/抵抗(R)

電気的エネルギー
電力(W)=電圧(V)x電流(A)

電気療法の出力電流
交流(AC)電子の流れが陰極と陽極の間を交互に往復することによってその極性が反転する 図3-2

直流(DC,またはガルバニック)電子の流れる方向は常に陽極にむかうので極性は単一

波形
※波形の高さ〈電圧値または電流値〉流れる電流の強さ:波形の頂点あるいはピークがその最高出力になる。波高が高くなる=電圧が高くなる=結果的に流れる電流が大きくなる

※波形の立ち上がり時間、速度:電流ピーク時まで達する時間を反映する。
波形の減衰時間:ピーク時から0Vに戻るまで

波形の周波数と変調
変調=パルスの強さが途中で変化したり、何種類かの幅のパルスが混在する時の事が:持続、断続、サージ(揺らぎ)

持続的変調=電流の波高値が数秒あるいは数分にわたって一定であるもの:直流波形(電流の強さが筋収縮を起こすのに十分であっても、電流の流れを断続されない限り筋肉で収縮は起こらない。したがって直流の持続的変調では電流を流す時と遮断する時のみ筋収縮がおきる)